Cleer ARC3 Music Proのタップ操作方法

2024年9月8日

Cleerから発売されたARC3 Music Proはタッチコントローラの操作で色々な機能を実現できますが、種類が多く憶えきれないため自分用に雑にまとめます。
あくまでデフォルトの状態での操作です。カスタマイズで変更した場合は以下の表は参考になりません。

スクロールできます

起きること	パターン	押す前の状態	補足
電源ON	・・－	電源OFF	左右片方ずつできます充電ケースから取り出した時点でONになっているのでこの操作をすることはほぼ無いと思います。
電源OFF	・・－	電源ON	充電ケースにしまえば自動的にOFFになりますのでこの操作をすることはほぼ無いと思います。
ペアリング	・・・・・(タップ5回)	－
DolbyAtomON/OFF	右を2秒以上長押し	－	・ONになったときの音トテト・OFFになったときの音テトテ・♪music modeか　movie modeの切替は　充電ケースかアプリで行う
ノイキャンON/OFF	左を2秒以上長押し	－
音楽再生／一時停止	・	－
音楽：次のトラック通話：電話に出る／切る	・・	－
前のトラック	・・・	－
音量を上げる	右を・－(好きな音量まで長押し)	－
音量を下げる	左を・ー(好きな音量まで長押し)	－

取り扱い説明書が手放せない難しい操作感なのでまとめました。

以下はイヤホンとしての個人的な感想です。本編とは関係ないので気になる方のみどうぞ

レビューは
充電ケースファームウェアversion 1.0.7
イヤホンファームウェアversion3.3.2

音質　★★★★☆ (4/5)

音質は良いが、同価格の有線やインイヤータイプには劣る(これはオープン型なので仕方がないところ)
むしろオープンでここまで良い音質であることに驚いた。
音の分離感はあまり感じず、中央に密集している印象を受け、低音もかなりでてはいるが特筆すべきするほどではない。
ただし、Dolby Atmosのmovie modeを有効にして映画を見ると印象ががらりと変わる。各方向から音が押し寄せ、低音は出る。

ノイズキャンセリング　★☆☆☆☆ (1/5)

オープン型のためノイズキャンセリングは期待していなかったものの、ノイズキャンセリングの効果はほぼ感じない。
街の喧騒や電車の騒音、車の騒音、はほとんど抜けてくる。
唯一効果を実感したのは、エアコンの駆動音がすこし低減されたかな?という程度。
それよりもノイズキャンセリングを有効にしたときにカサカサカサというノイズキャンセリングチップ(GAP9と思われる)駆動ノイズ的なものが聞こえる方がマイナス。

充電ケース本体の操作感 ★★☆☆☆ (2/5)

音楽の停止再生、前へ、次へ
DolbyAtmosの有効無効
ANC(ノイズキャンセリング)のON/OFF (まだ機能していない?)
イコライザーの設定　※
聴覚保護機能の設定　※
歩数計　※
充電ケースのスクリーン消灯時間設定
タイマー
イヤホンを探す機能　※
スマートフォンのカメラシャッター機能　※
充電ケースのスクリーン明るさ設定
充電ケースのスクリーンの背景設定
リスタートや電源OFF、充電ケースのリセット
ペアリング補助
バージョン情報

と、できることが多すぎるため、スマホ側で使わない機能を一部削っておかないと狙ったメニューにたどり着くのが大変。削れるのは上記リストに「※」がついた5個のみ。

イヤホンの操作感 ★★★☆☆ (3/5)

AppleのAirPodsPro(2nd Gen)に比べると直感的な操作とは言いがたいかなと。
タップの回数、長押し、右イヤホン、左イヤホンでの機能差など、憶えるのに無理のある設定。
タップ感度もかなり良いので、1回タップが誤爆することが多く、スマートホンで1回タップを無効化して使っている。
せっかくタップ操作ができるようになったので、もう少し頑張ってセンサーを入れてスライド操作でボリューム上げ下げできると良かった。

総合　★★★★☆(4/5)

オープン型の開放感はとてもよく、周りの音を聞き逃せないがそれでも高音質で音を聞いておきたい時に重宝する。
公称8時間のバッテリー持ち時間はとてもそこまで持ちそうもなく、ANCを使っていなくても6時間程度持つか持たないかということや、ANCが(期待していなかったとはいえ)想像以上に効かなかったこと、全体的なソフトウェアの作り込み不足を感じるなど、引っかかるポイントがあるにはあるが、オープン型で高音質という魅力には何にも代え難い。

私のオススメは、バッテリー駆動時間が一番長く、ほぼ効かないANCのついていない ARC3 Music(Proなし無印)です。